松浦整形外科　院長　井上留美子先生から一言：

私は趣味でヨガをやっていますが、首を痛めるなど、整形外科的な治療を要するけがをされてしまう方がたくさんいらっしゃると聞いています。

ヨガは、全身の、特に体幹の筋肉を鍛えるのにとても有効なのですが、実際、筋肉や関節に強い負荷がかかるポーズもたくさんあります。

インストラクターの方々も、「膝が痛いけど、このポーズをしても大丈夫？」などの質問を受けることがあるそうです。そこで、ヨガのインストラクターの方々に、骨や筋肉の基礎的な解剖や 整形外科的なケガにつながるポーズに関してレクチャーする試みを始めました。趣味が高じてなのですが、整形外科医としての経験を生かして、皆さんがヨガを安全に楽しむために、少しでもお役に立てればと考えました。そして、ヨガの精神的、身体的な、健康を維持する効果を通じて、予防医学の分野にも発展させていくことが出来ればと考えています。